初歩から学ぶ英語会話:タケシの留学 初級〜中級英語会話ポッドキャスト:Episode 18
59. Episode 18: Shopping (1)
2014/05/15
状況:タケシはトレーナーがほしくて、店にやって来た。どこにあるのかと店内を見回していると、店員が話しかけてくる。
ポイント:
•店員が話しかけてくるときの表現例:
1.“Is there anything I can do for you?” 「何かご入用でしょうか」
2.“Can I help you?”
•店員に話しかけられたときの客としての態度 → 返答する
•Yes-No 疑問文に対しては、Yes か No かの意思を示す返事をするのが基本!
語句とルールの説明:
•Is there anything I can do for you? 「何かご入用でしょうか」「いらっしゃいませ」
直訳すると「お客様のために何かできることはありますか?」となるが、「何かご入用でしょうか?」と店員が客に尋ねるときの表現。ただ、日本では店員が「いらっしゃいませ」と話しかけてくることが多いので、そう訳すことが多い。
こう聞かれて店員に接客してもらいたいときの表現例:
“I'm looking for ~ ” 「~を探しているんですが」
“Could (can) you show me some of your popular (latest) items?” 「人気(最新)の商品を見せていただけないでしょうか」
こう聞かれて接客の必要がないときの返事:
“No, I'm just looking.” 「見ているだけなんです」
こう言って接客を断ろう! 店員の問いかけを無視して返事をせずに通り過ぎることのないように!
•sweatshirt 「トレーナー」
“sweatshirt” と “sweatpants” からなる上下揃ったものは “sweatsuit” と呼ばれる。ちなみに、“trainer” という英単語は「スポーツコーチ」か「トレーニングに使用している器具」を意味する。
•over there 「あそこに」「向こうに」
•design 「デザイン」
•Do you have this in red? 「これの赤はありますか」「赤い色のこういうのありますか」
“in + 色" のパターンで「~色の」という意味で、この文の “in red” は直前の “this”を修飾している。
「同じ柄の色違いはありませんか」と尋ねたい場合も “Do you have the same pattern in other colors?” と同じパターンが使える。
•medium 「M(サイズ)」
サイズを小さい方から順に英語で言うと
“extra small” 「XS」
“small” 「S」
“medium” 「M」
“large” 「L」
“extra large” 「XL」
•medium-size 「Mサイズの」
アメリカではたいていの人がこう言うが、書くときは “medium-sized” というスペルが正しいとされる。
•Here’s a medium-size, red one.「こちらがMサイズの赤いトレーナーです」
= Here’s a medium-sized, red one.(書き言葉としては、こちらが正しい表記になる)
•try on ~ / try ~ on 「~を試着する」
•How does it feel? 「(トレーナーの着心地は)いかがですか」
この文の主語 “it” は、タケシの試着している「トレーナー」 “sweatshirt” を指す。
複数形で表す「パンツ」“pants” や「ジーンズ」 “jeans” などを試着した人に尋ねるときの表現は “How do they feel?”
•tight 「きつい」
ほんの少しだけきつく「ピチピチの」感じを表す形容詞としては “snug”、「ゆるい」感じを表す形容詞としては ”big” をよく使う。
•..., huh? 「……ですね?」
確認するときに使う音で、アメリカではよく聞く。付加疑問文のように文のあとにつけて、軽く /hʌ́/ と音を出す。
•sleeve 「袖」
複数形は “sleeves”
•a bit = a little 「少し」
同じ意味で、ときには “a little bit” と言うこともある。
•Just a bit, though. 「ほんの少しだけですけど」
文や句のあとに “..., though.” 「……けど」とつけ加える用法は、話すときによく使う。
日本の店では「いらっしゃいませ」という言葉が客に話しかける際の店員のあいさつとして使われています。英語で店員が客に話しかけるときの “Is there anything I can do for you?” とか “Can I help you?” などの表現は「いらっしゃいませ」と訳すことが多いのですが、実際は日本語の「いらっしゃいませ」とは少しニュアンスが違います。「いらっしゃいませ」というあいさつに客は特に返答しなくても大丈夫ですが、英語の場合、店員の接客が必要かどうかを問う文なので、客の返事を求めているのです。したがって、接客してほしいか、ほしくないかの意思を示す返事をするようにしましょう。
ショッピングのときに店員と会話する楽しみを覚えると、現地での買い物が、きっとさらに楽しいものになることでしょう!
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