初歩から学ぶ英語会話:タケシの留学 初級〜中級英語会話ポッドキャスト:Episode 33
84. Checking in at an Airport
2015/05/29
状況:
アメリカに留学中のタケシは、大学の休暇を利用してタイに旅行することにした。バンコクに向けて出発するために、これから空港でチェックインをする。
ポイント:
•“leave + 目的語 + 補語” 「〜を…の状態にしておく」の パターン
•期限を示す前置詞 “by” 「〜までに」「〜までには」
語句とルールの説明:
・Are you checking in?「チェックインですか”」
ここでは “check in” を「チェックインする」という意味の自動詞(目的語をとらない動詞)として使っている。
(例文1)How late can I check in? 「何時までチェックインすればいいですか?」
(例文2)By what time should I check in? 「何時までにチェックインするのがよろしいでしょうか?」
(例文3)Please check in at the counter. 「カウンターでチェックインしてください」
・Your ticket and your passport, please. 「チケットとパスポートをお願いします」
“I’d like your ticket and your passport, please.” というのが本来の表現だったと思われるが、“I’d like” の 部分が省略されている。後につける ”please” の 部分のイントネーションは上昇調でも下降調でも構わないが、上昇調にするとやわらかい感じになる。このエピソードの音声でも上昇調になっている。
・Here you are.「はい、どうぞ 」
物やお金などを手渡すときの表現。
パスポートやチケットを渡すときやお金を支払うのに渡すときには、こうした表現を添えるようにしよう!
・Are you checking in any baggage? 手荷物を預けますか? お預かりする手荷物がございますでしょうか?
ここでは “check in” を「〜を預ける」「〜をチェックインする」という意味の他動詞(目的語をとる動詞)として使っている。このセリフの少し後で “Then I’ll just check in this backpack.” 「じゃ、このバックパックだけ預けましょう」というように、タケシも同じ意味の他動詞として使っている。
・carry on ~ / carry ~ on「(機内に)〜を持ち込む」
・ unattended「付き添いのない」「ほったらかしの」
・Have you left your baggage unattended? 「手荷物から目を離しませんでしたか?」
“leave + 目的語 + 補語” 「〜を…の状態にしておく」のパターン
この質問には、キッパリと “No.” と 言うようにしましょう。
“leave + 目的語 + 補語” の パターンの例文:
(例文1)Please leave the door open. 「ドアを開けたままにしておいてください」
(例文2)I shut the door, and I realized I left my keys inside. 「ドアを閉めた後で、カギを中に置いたままだと気づいた」
(例文3)Leave me alone. 「ほっといてよ」「そっとしといてください」
・claim tag 「手荷物預かり証」
・quarter past eight 「8時15分過ぎ」
ここでは “quarter” は、1/4時間、すなわち15分を意味する。
・Please go to gate 42 by quarter past eight. 「8時15分までに42番ゲートに行ってください」
期限を示す前置詞 “by” 「〜までに」を 使った表現
期限を示す前置詞 “by” を 含む例文:
(例文1)The documents need to be ready by this coming Friday. 「その書類は今週の金曜までには準備しておかなければなりません」
(例文2)It would be nice if you could get it done by the end of Thursday.
「木曜日中にそれを済ませて頂ければ嬉しく存じます」
・Got it. 「わかりました」
“I got it.” と 言っても、主語の “I” を省略して言っても、どちらでもかまわない。
・Have a nice flight. 「よい空の旅を!」
“Have a nice trip!” 「よいご旅行を!」という表現が使われることもある。
空港のような公共の場では自分の手荷物から目を離さないというのが鉄則です。なぜなら、目を離したすきに違法な薬物や危険物などを手荷物に入れられる危険性があるからです。
手荷物から目を離すことは、アメリカの航空安全規約に違反します。ですから、目を離したと申告すると航空警備員に荷物を検査され、その結果、航空機で運んでもらえないことさえあります。すなわち、“Have you left your baggage unattended?”「手荷物から目を離したことがありますか」という質問に “No.” と返事をしなければ、航空会社に手荷物の預かりを拒否される可能性があるということです。手荷物の安全管理を徹底したかどうかを問われるのが、この “Have you left your baggage unattended?” という質問なのです。
今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 7 に入れる予定の Episode 33 をお届けしました。