エピソード 124:あの子は、ボクと同い年だよ
エピソード 124:あの子は、ボクと同い年だよ
2015/02/04
マイクより:
自転車が手に入るって、うれしそうなルーシー。ボクもほしいな。パパにおねだりしよっと。
ポイント:
*お願い、おねだり、軽い命令などを表す "Will you ...?" 「…してくれる?」「…してよ」の パターン
*自分の意見や正当性を主張するときの "I think + 文" 「…と思う」の パターン
*相手の主張を確認するときの "Are you saying + 文" 「つまり…と言ってるわけ?」「…とおっしゃるのですか?」の パターン
*人称代名詞:主格の代わりに使う目的格(例文)She's the same age as me. ("I" → "me" ) 「彼女はボクと同い年だよ」
語句とルールの説明:
・buy 「買う」
“buy + 人 + 物" の パターンで「人に物を買う」
動詞 "buy" は「人」と「物」という2つの目的語を持つことができる。
(例文1)I'll buy him a computer. 「(私は)彼にコンピュータを買ってあげよう」
(例文2)I'll buy you a coffee. 「コーヒーを一杯、おごるよ」
・bike = bicycle 「自転車」
原付やオートバイを指す英語は "motor bike"
・Dad, will you buy me a bike? 「パパ、自転車を買ってくれる?」「パパ、自転車、買ってよ~」
おねだりを表す "Will you ...?" 「…してくれる?」「…してよ」 の パターン
この表現は親しい友だちや家族に対して何かを頼んだり、ねだったり、あるいは先生が生徒に指示したりするのに使うことが多い。
・too young for ~ 「~には幼すぎて」「~には若すぎて」
"young" は「幼い」から「若い」まで、幅広い意味を持っている。
(例文1)I have two young children. 「私には幼い子どもが二人います」
(例文2)The suspect is a young man of fourteen. 「容疑者は14歳の少年です」
(例文3)A young lady came up to me. 「ひとりの若い女性が私に近づいてきた」
・No. I think you’re too young for one. 「ダメだよ。マイクは自転車に(乗るに)は幼すぎると思うよ」
"one" は、マイクのセリフにある "a bike" を指す代名詞
自分の意見や正当性を主張するときの "I think + 文" 「…と思う」の パターン
文の前に接続詞 "that" を置くのが本来の形であるが、話すときには接続詞 "that" を省略するのが通例。
(例文1)I think you are wrong. 「あなたは間違っていると思います」
(例文2)I think walking might be good for you. 「ウォーキングはいいかもしれませんね」
(例文3)I think nothing is fair in this world. 「この世に公平などないと思う」
根拠なしに「(漠然と)思う」とか「推量する」場合は、"I guess …" と言う。
(例文4)I guess you are right. 「君は正しいんだろうと思うよ」
(例文5)I guess he's about 30. 「彼は30歳くらいじゃないかと思う」
・ready for ~ 「~の準備ができて」「~に十分な年頃で」
・not ready for ~ 「〜に十分な年頃ではない」「〜には時期尚早だ」
・Are you saying I’m not ready for it? 「ボクには早いってこと?」「ボクは、その年齢に達してないってこと?」
相手の主張を確認するときの "Are you saying + 文" 「つまり…と言ってるわけ?」の パターン
このパターンの場合も、文の前に接続詞 "that" を置くのが本来の形であるが、話すときには、接続詞 "that" を省略することが多い。
・own 「自分自身の」
たとえば「自分の~」と言うとき
(例1)my own bike 「私自身の自転車」「ボク自身の自転車」
(例2)your own bike 「君自身の自転車」
(例3)her own bike 「彼女自身の自転車」
(例4)his own bike 「彼自身の自転車」
(例5)our own house 「私たち自身の家」
(例6)your own house 「君たち自身の家」「君自身の家」("your" が 単数を意味するのか、複数を意味するのかは文脈による)
(例7)their own house 「彼ら自身の家」
・Lucy’s getting her own bike. 「ルーシーは、自分の自転車を手に入れるんだよ」「ルーシーは、近いうちに自転車を手に入れるんだ」
現在進行形(be動詞 + 動詞ing)は 近接未来を表している。
・the same ~ as ... 「…と同じ~」
(例1)the same size as usual 「いつもと同じサイズ」
(例2)the same level as before 「以前と同じレベル」
(例3)the same name as a famous person 「ある有名人と同じ名前」
"the same as ..." 「…と同じ」の パターンもある。
(例4)the same as the last time 「前回と同じ」
(例5)the same as always 「いつも通り」
・age 「歳」「年齢」
・She’s the same age as me. 「あの子は、ボクと同い年だよ」
人称代名詞:主格の代わりに使う目的格 “me”
(書くとき) She's the same age as I (am).
(話すとき) She’s the same age as me.
文法的には “She's the same age as I (am).” が正しいとされ、書くときには、その文法に従うが、話すときは従わないことが多い。
同程度と言うときの “as” や比較級の構文の “than” の後に人称代名詞だけをおくときは、主格ではなく目的格をおいて話すことが多い。
(例文)I can swim better than him.「私は彼より泳ぎが上手い」
・about 「~について」
・I'll = “I will” の短縮形
・I’ll think about it. 「そのこと、考えておくよ」「それについて考えることにしよう」
「~するつもり」という意思を表す助動詞 “will” を使った表現
意思を表す助動詞 “will” は 「マイクの友だちと家族」の エピソード52 に既出なので、復習しよう!