初歩から学ぶ英語会話:タケシの留学 初級〜中級英語会話ポッドキャスト:Episode 42
49. Episode 42: Making a Restaurant Reservation
2013/12/08
状況:ステラと食事をすることになったタケシは、レストランの予約を取るために、ミラーズという店に電話する。
ポイント:
*自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン
*"have + 名詞 + available" 「(名詞)を用意してある」「利用できる(名詞)がある」の パターン
*注文するときの "Make it ~ ." 「〜にしてください」の パターン
*スペルの伝え方の例 "It’s I-T-O. I as in Italy, T as in Tokyo, and O as in Oakland.”「アイ・ティー・オーです。イタリアの I、東京の T、オークランドの O」
語句とルールの説明:
・Miller’s. May I help you? 「こちらはミラーズです。ご用件を伺いましょうか?」
電話で名乗るときは "This is ... " と始めるのが基本だが、会社や店の人が電話に出るときには、たいてい "This is" を省略して、会社や店の名前を名乗ったあとに、"May I help you?" と続ける。
・make a reservation 「予約する」「予約を入れる」
"reservation" は、座席や部屋などの「予約」を意味する。医者や美容院などの「予約」には "appointment" を使う。
・Yes, I’d like to make a reservation for Friday evening. 「ええ、金曜の夕方に予約を入れたいのですが…」
自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン
・What time and for how many? 「何時に、何名様で?」
レストランを予約する際には必ず聞かれる質問なので、エピソード中のタケシの応答 “About 6:30 for two.” のように予約を希望する時刻と人数を簡潔に伝えよう。
・I’m sorry, but we don’t have any tables available at 6:30. 「申し訳ございませんが、6時30分には席をご用意できません」「申し訳ございませんが、6時30分は満席でございます」
"have + 名詞 + available" 「(名詞)を用意してある」「利用できる(名詞)がある」の パターンを否定文にして使った表現
日本語の場合はレストランの「席」を用意すると言うが、英語では "seat" ではなく "table" なので、覚えておこう! 飛行機の席や観客席などには英語でも "seat" という単語を使い、日本語と同じ感覚なので覚えやすい。
"have + 名詞 + available" の パターンを使った例文:
(例文1)We still have many seats available for 2012 football season. 「2012年フットボールシーズン用のお席を現在も多数ご用意しております」
(例文2)I'm interested in a studio apartment. Do you have any available? 「ワンルームの賃貸を探しているのですが、ありますか?」
(例文3)Do you have a smoking room available for today and tomorrow? 「今日と明日(宿泊したいのですが)、喫煙室の空きがありますか?」
・Sounds okay. 「それで結構だと思います」
“(That) sounds + 形容詞” 「~そう」「〜に聞こえる」の パターン
主語は、ひとつ手前の状況やセリフを指す “That” であるが、省略されることが多い。
・Then make it 8:00. 「では、8時にしてください」
注文するときの "Make it ~ ." 「〜にしてください」の パターン
"it" は、このエピソードでは予約の時刻を指している。このように、このパターンの "it" は、話の前後関係や状況から何を指しているのか、容易に判断できるものを指す。
"Make it + 名詞" と "Make it + 形容詞" の パターンがある。
"Make it ~ ." の パターンを使って注文するときの例文:
(例文1)Make it two. 「ふたつにしてください」「同じ物をふたつください」
たとえば、アイスクリームの店で、友だちが "I'll have a double scoop of mint chocolate chip on a waffle cone, please.“ と 注文した直後に "Make it two." と言うと、友だちと全く同じ物を注文することになる。
(例文2)Make it sweet. / Make it dry. 「甘口にしてください」・「辛口にしてください」(ワインやカクテルなどの注文のとき)
(例文3)Can you make it a little cheaper? 「もう少し安くしてもらえませんか?」(フリーマーケットなどで値切るとき)
(例文4)Can you make it shorter? 「もっと短くしてもらえますか?」
・May I have your name, please? 「お名前を頂戴してもよろしいでしょうか?」
改まって許可を求めるときの "May I ... ?" 「…してもよろしいでしょうか?」の パターン
・Could you spell it for me, please? 「つづりを教えてくださいませんか?」「スペルを言ってくださいませんか?」
・Yes, it's I-T-O. I as in Italy, T as in Tokyo, and O as in Oakland. 「ええ、アイ・ティー・オーです。イタリアの I、東京の T、オークランドの O」
電話では聞き取りにくいことがあるので、このように誰もが知っている単語の頭文字を利用して、スペルを確実に伝えることが多い。
・Bye. 「失礼します」
電話を切るときの最後の言葉。
別れ際や電話を切るときに使う言葉については「タケシの留学」Episode 25 の下の方、 M & H より のセクションにもあるので、そちらを参照のこと。
"Make it ~ ." 「〜にしてください」の パターン は、店などで注文するときによく使うので、このエピソードでは「注文するときの表現」として扱いましたが、実際は、他に様々な場面で使うことができます。下記の例文は "Make it + 名詞 " と "Make it + 形容詞" のパターンです。
(例文1)Kiss it and make it well! 「痛いの痛いの飛んで行け〜!」(子どもの痛みや傷を癒すときのおまじない)
(例文2)Why don't we make it around five? 「5時頃にしたら、どうでしょう?」(集合時間を話し合っているときなどの提案)
(例文3)I'll make it quick. / I'll make it snappy.「手短かに言いましょう」「さっさとやっちゃいます」
(例文4)Saying it doesn't make it true. 「言っているからといって、それを本当にできるわけではない」「口では何とでも言える」
(例文5)Falling profits made it necessary to restructure the business. 「利益が落ち込んだために事業のリストラが必要になった」(この文の "it" は "to restructure the business" の代わりに置いてある形式目的語)
今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 9 に入れる予定の Episode 42 をお届けしました。