初歩から学ぶ英語会話:タケシの留学 初級〜中級英語会話ポッドキャスト:Episode 48
50. Episode 48: Visiting a Friend
2013/12/20
状況:親友のロッキーが住むアパートに、タケシが立ち寄ってみると、ロッキーのハウスメート、ジムが出てくる。
ポイント:
*軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」
*確認するときの肯定文の形をした疑問文
*感嘆文 "What (a) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞!" 「何て〜な(名詞)なんだろう!)の パターン
*勧められたものを断るときの "No thanks." "No, thank you." 「入りません」「結構です」
語句とルールの説明:
・drop by 「ひょっこり立ち寄る」「顔を出す」
"drop by" を使った例文:
(例文1)I'm glad you could drop by. 「お立ち寄りくださって、うれしく存じます」
(例文2)David dropped by on Saturday. 「土曜日にデービッドが、ひょっこり現れた」
・I dropped by to see Rocky. 「ロッキーに会うために寄ったんだ」
・Come on in. 「中に入ってよ」
部屋や家の中に、人を招き入れるときに言うセリフ
・snack 「間食」「軽食」「おやつ」「夜食」
日本で言う「スナック菓子」とは違い、軽食やおやつにする食べ物が "snack" と呼ばれるものである。"snack bar" 「スナックバー」では、ポテトチップやコーンチップやキャンディー類ばかりでなく、ピッツァ、サンドイッチ、ベークドポテトなど、そして飲み物類も販売されている。
・He’s in the kitchen, getting a snack. 「彼は台所にいて、おやつを食べようとしてるところだよ」
・Why don’t you try some of this apple pie Jim made? 「ジムが作ったこのアップルパイ、食べてみない?」
軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」の パターン
食べてみるかみないかの判断を相手に委ねた表現で、押しつけがましさがないので、軽く勧めるときに様々な状況で使うことができる。
“Why don’t you ...?” の パターンを使った例文:
(例文1)Why don't you come along as well? 「あなたも一緒にくれば?」
(例文2)Why don't you come over for a cup of coffee? 「コーヒーでも飲みに家に来ませんか?」
・It’s real good. 「とってもおいしいよ」「激ウマだぜ」
文法的には "It's really good." と言うのが正しいが、アメリカでは "It's real good." という表現が話し言葉としてよく使われる。
ただし、アメリカ以外の国では文法的に誤りだと指摘されるので、外国語を学ぶ者としては "It's really good." と言う方が無難である。
・I’m pretty hungry. 「結構、腹減ってるんだ」
副詞の "pretty" は「かなり」「結構」という意味で、話し言葉として使う。
副詞の "pretty" を使った例文:
(例文1)That was pretty easy. 「あれは、かなり易しかったね」
(例文2)I'm pretty sure. 「かなり確かです」「かなり確信があります」
(例文3)Pretty good. 「まあまあだよ」「結構、元気です」("How're you doing?" 「元気?」などの表現で、調子を尋ねられたときの返事)
肯定文の形をした疑問文は、上昇調のイントネーション。
・He’s almost like a professional baker. 「プロのパン職人並みだよ」
"almost" は「完全ではないものの、あともう少しで完全な」という意味合いを持っている。MIKE'S PODCAST 6 では、ワードパズルを正しい順序に並べることができずに、あれこれ迷っているマイクを、パパが "Almost." 「あともう少し」と励ますのに使っている。
"almost like ~ " で「まるで〜みたい」「ほとんど〜のような」という意味になる。
"almost like" を使った例文:
(例文1)It's almost like Christmas. 「まるでクリスマスみたいだね」
(例文2)He's almost like Johnny Depp. 「彼って、まるでジョニー・デップみたいね」
(例文3)He looks almost like a monster to me. 「(あの犬は)ボクにはほとんど化け物に見えるね」「私にとっては化け物同然よ」(MIKE'S PODCAST 68 より)
・What a nice housemate you have! 「君には、なんてすてきな同居人が居るんだ!」
感嘆文 "What (a) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞!" 「何て〜な(名詞)なんだろう!)の パターン
名詞が可算名詞の単数形の場合は、"What" の後に、不定冠詞の "a" もしくは "an" を置く。
話すときには「主語 + 動詞」の部分が、しばしば省略される。
"What" で 始める感嘆文の例文:
(例文1)What an impressive performance the band gave! 「あのバンドは、なんて感動的な演奏をしたんでしょう!」
(例文2)What a bad day! 「なんてひどい日でしょう!」「なんとも運の悪い日だ!」
(例文3)What horrible explanations he gives! 「彼は、なんてひどい説明をするんだ!」
(例文4)What a boring life! 「なんて退屈な生活なんだ!」
・I envy you. 「うらやましいなぁ」
相手の方が自分より恵まれていると思う場面でも、相手が何か高い能力を持っていて、あやかりたいと思う場面でも使えるセリフ
・Some ice cream on your pie? 「パイの上にアイスクリームをのっける?」「パイの上にアイスクリームをのせては、いかが?」
相手に何かを勧める場合に使う "Some ~ ?" の パターン
疑問文の中で "some" や "something" を用いるのは "yes" の応答を期待するときで、人に何かを勧める場合は "yes" の応答を期待しながら勧めていることになる。
上記の表現を、もっと丁寧にして勧めるときには "Would you like some ice cream on your pie?"
TAKESHI'S PODCAST 2 では、機内で客室乗務員が "Something to drink?" 「何かお飲物はいかがですか?」と乗客であるタケシに勧めているが、その "Something ... ?" も、このエピソードの "Some ~ ?" と同じく、相手に何かを勧めるときに使う表現である。
・No thanks. 「いらないや」「結構です」
勧められたものを断るときには "No." だけで終わることがないようにして、後に必ず "thanks" や "thank you" をつけ加えるようにしよう!
・But can I have something to drink? 「でも、何か飲み物をもらえるかな?」
この場合のタケシも、ロッキーが飲み物を出してくれるものと期待して、すなわち、”yes” の応答を期待して、疑問文中に "something" を使っている。
相手の応答が "yes" か "no" か、まったく予測がつかないときには、”yes” の応答を期待できないので "any" や "anything" を用いる。
(例文)Were there any letters for me? 「私宛の手紙がありましたか?」
・Well, let’s see. 「そうだな、ええっと…」「そうねぇ、ちょっと待って…」
考えたり、何かをさがし出そうとしたりして、相手に待ってもらうときに言うセリフ
・We have coke, orange juice, and lemonade. 「コークとオレンジジュースとレモネードがあるよ」
名詞を3つ以上並べるときには、最後の名詞の前に "and" を置く。
(例文1)A, B, and C. 「A と B と C」
(例文2)We have French, Italian, ranch, blue cheese, honey mustard, and Thousand Island. 「フレンチ、イタリアン、ランチ、ブルーチーズ、ハニーマスタード、サウザンド・アイランドがございます」(レストランで、提供できるドレッシングの種類を教えてくれるとき)
・Sure thing. 「いいとも」「もちろん」「承知しました」
会話の中で返答として使うセリフで、話し言葉として使う表現
・cabinet 「棚」
・sink 「流し」
アメリカでは、キッチンの「流し」ばかりでなく、バスルームの「洗面台の水を溜めるところ」も "sink" と呼ぶ。
なお、"sink" は「沈む」という意味の動詞としても使う(不規則(変化)動詞 〈原形〉sink 〈過去形〉sank 〈過去分詞〉sunk)。
(例文)The Titanic sank to the bottom of the sea. 「タイタニック号は海底に沈んだ」
・Please get me a glass from the cabinet above the sink. 「流しの上の棚から、コップを取ってくれよ」
「〜を取って」と頼むときの表現として "Get me ~ ." を覚えておこう!
Mike's Podcast 28 では、"Mike, can you get me that box?" 「マイク、あそこの箱を(私に)取ってくれない?」とキャシー先生がマイクに頼んでいる。
なお、"get + 人 + 物(人)" のパターンには「(人に物を)取ってくる」「(人に物を)持ってくる」「(人に人を)連れてくる」「(人に物を)買ってあげる」などの意味があり、使う機会が多いので、例文をなるべく多く覚えておくと便利!
(例文1)I'll get you some water. 「水を持ってきてあげよう」
(例文2)Get me the police! 「警察を呼んでくれ」
(例文3)Will you get me a new pair of sneakers? 「新しいスニーカーを買ってくれない?」
・Okay. Here. 「あいよっ… ほい」「いいですよ… はい、どうぞ」
"Here." は、お金や物などを手渡すときに言う言葉
・Feel free to + 原形動詞 「遠慮せずに〜してね」「ご自由に〜してください」
"Feel free to + 原形動詞" を使った例文:
(例文1)Feel free to look around. 「ご自由にご覧下さい」
(例文2)Please feel free to call me anytime. 「どうぞ、遠慮せず、いつでも電話してね」
・Feel free to take your food into the living room and watch TV, ... 「遠慮せず、食べ物をリビングに持ってって、テレビを見てよ、…」
・... , but be careful not to spill this lemonade. 「でも、このレモネードをこぼさないように気をつけて」
to不定詞を否定するときには、その直前に "not" を置いて、"not to不定詞" の形にする。
否定の to不定詞を使った例文:
(例文1)Be careful not to make the same mistakes. 「同じ間違いをしないように気をつけて」
(例文2)I've decided not to eat meat anymore. 「これ以上、肉を食べないことにした」
(例文3)I tried not to cry, but it was impossible. 「私は泣かないように頑張ったが、こらえることができなかった」
・brim 「(鉢、皿、コップなど、くぼみのあるものの)縁」「へり」「端」
・I filled it to the brim. 「(コップの)縁、ぎりぎりまで注いだ」「ナミナミと注いだ」