初歩から学ぶ英語会話:タケシの留学 初級〜中級英語会話ポッドキャスト:Episode 9
55. Episode 9: Talking about Hobbies
2014/03/09
状況: ホームステイ宅で山積みの布を目にするタケシ。ホストマザー、メアリーの趣味はパッチワーク。メアリーは、タケシにパッチワークの写真集を見せて作品を紹介してくれる。
ポイント:
•理由を尋ねよう!
•相手が主張した意見の理由を「なぜ?」と尋ねるとき
1.相手の言った文が否定文なら “Why not?”
2.相手の言った文が肯定文なら “Why (is that)?”
語句とルールの説明:
•Wow! 「わぁー」「すごい」
•fabric 「布地」
•What are they for? 「何のためにあるんですか」「何に使うんですか」
•patchwork 「パッチワーク」「パッチワークをする」
名詞としても動詞としても使う。
•sew 「縫う」
•pattern 「模様」
•leaf 「葉っぱ」
複数形は leaves
•Um, ... 「えー」「そのう…」
ためらいを表す音
•I wouldn’t call that a hobby. 「私なら、それを趣味とは呼ばないわねぇ」
このように、一人称の主語の後に助動詞 “would” をおいて、もし自分ならこうするという仮定を表すことができる。
•Why not? 「なぜ、〜でないんですか」
ビデオの音声では強勢が ”not” だけにあり、これは「なぜ、〜でないんですか」と相手が否定したことの理由を尋ねる表現。
“Why” と “not” の両方に強勢をおくのは「何だって違うんだよ!」と反論するとき。
•enjoy ~ing 「〜するのを楽しむ」「〜して楽しむ」
•might 「かもしれない」
未来における不確実な可能性を示す助動詞
未来の確実性が高い場合は “will” を使う。たとえば天気予報で雨の確率がかなり高い場合は “It will rain.”「雨が降るでしょう」と言う。確率は低いが降らないと言い切れない場合は “It might rain.” 「雨の降るおそれがあるでしょう」と言う。
•once in a while 「たまに」
•definition 「定義」
•My definition of ~ is ... 「私に定義させてもらうなら、〜とは……ということです」「〜って……ということだと、私は思います」
•for fun 「(仕事などのためではなく)楽しみのために」「楽しむために」
•something we do for fun 「楽しむためにすること」
“we do for fun” が、その前にある名詞 “something” を修飾している。
“hobby” というのは、日常の生活や仕事以外で楽しむ道楽です。日本語の会話では「趣味は?」と聞かれて「ドライブ」とか「ショッピング」と返事するのをよく聞きますが、それらは英語の “hobby” ではないようです。
古着などを継ぎ合わせてベッドカバーやクッションを作るパッチワークは、もともと家事だったのですが、今では “hobby” と見做す人が多いようです。生活必需品を自分で作らなければならなかった昔とお金さえ払えば何でも手に入る現在では、生活や仕事の内容が異なることが伺えます。
相手が何か主張してきたら、その理由を尋ねてみましょう。英語圏では「はいはい」と聞くだけの態度が従順でよいと必ずしも評価されるわけではなく、逆に本当に納得しているのだろうかと誠実さを疑われることさえあります。つまり、質問をするのは真剣に考えながら相手の言うことを聞いている証拠だと言えるわけです。
このエピソードでは相手が述べた否定的見解の理由を尋ねていますが、相手の述べた意見が肯定文で表されている場合、その理由を尋ねるのには “Why?” という表現を使います。ただし、強い語調で言うと「何でだよ!」と歯向かっているように聞こえてしまうので、そういう風に聞こえないようにするには “Why is that?” という表現を使うとよいでしょう。“Why?” だけより “Why is that?” という表現の方が丁寧な感じがしますし、語調が強くなりすぎて相手に誤解を与える心配がありません。
今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 2 から Episode 9 をお届けしました。
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