初歩から学ぶ英語会話:タケシの留学 初級〜中級英語会話ポッドキャスト:Episode 43
69. Chatting with a Friend (7)
2014/09/20
状況:
タケシとステラがレストランで話している。積極的で好奇心が強いステラに、タケシは質問されっぱなし。彼女の問いに応えるうちに、自分が生まれ育った街について語ることに……
ポイント:
*自分の出身を述べるときの表現 "I'm from Osaka." / "I come from Osaka." 「大阪出身です」
*人口を尋ねるときの表現 "What's the population?" / "How large is the population?" 「人口は何人?」
*確信を持って推定するときの助動詞 "must" 「~に違いない」「きっと~だ」
*印象や感想を尋ねるときによく使う "What's it like to不定詞?" 「〜するのは、どんな感じ?」のパターン
*"if" を使った仮定法過去 "主語 + 助動詞の過去形 ... if + 主語 + 動詞の過去形 〜 "「…だろうね、もし〜だとすれば」の パターン
語句とルールの説明:
・from 「〜出身(の)」「〜から(の)」
このエピソードでは出所や起源を表す前置詞として使われている。
出所や起源を表す前置詞 "from" を使った例文:
(例文1)This article describes the method of obtaining fresh water from seawater in the ships. 「これは、船上で海水から真水を得る方法についての記事です」
(例文2)Skill comes from practice. 「熟練は練習から生まれる」
・Takeshi, where in Japan are you from? 「タケシ君、出身は日本のどこなの?」
出身を述べるときや尋ねるときには、現在形を使う。"Takeshi, where in Japan do you come from?" という表現を使っても、上記と同じように出身を尋ねることになる。
・I’m from Osaka. 「大阪出身です」
自分の出身を述べるときの表現
"I come from Osaka." という表現を使っても、上記と同じように出身を述べることになる。どちらの表現を使うにしても、出身を述べるときは現在形を使うところがポイント。
自分の出身を述べるときの表現は「タケシの留学」Episode 36 にもあるので、そちらの表現も参照のこと。
・locate 「〜を(…に)置く」「〜を(…に)設ける」
この動詞を受け身にして "be located" の形で「位置する」「ある」という意味になる。
"be located" を使った例文:
(例文1)Russia is located in the northern part of the Eurasia continent. 「ロシアはユーラシア大陸の北部に位置する」
(例文2)A variety of hotels are located near the shopping mall. 「様々なホテルが、そのショッピングモール付近にあります」
(例文3)The park is located between the two cities. 「その公園は、ふたつの都市の間にある」
・It’s located almost in the center of the main island. 「(大阪は)本州のほぼ中心部にあるんだ」
・It’s the largest city in the western part of Japan. 「西日本で一番大きい都市だよ」
”the + 形容詞の最上級 + 名詞” 「最も~な名詞」のパターン
”the + 形容詞の最上級 + 名詞” 「最も~な名詞」のパターンを使った表現は MIKE'S PODCAST 101 でも "What’s the fastest ride in the amusement park? 「(街の)遊園地の中で一番速い乗り物って、なあに?」とルーシーが使っている。また、形容詞の最上級については MIKE'S PODCAST 21 に説明があるので、そちらを参照のこと。
なお、都市が「大きい」と言うときには、通常 "large" という英単語が使われることが多いが、話し言葉では "big" と言うこともある。
・How big? 「どれくらい大きいの?」
形容詞や副詞の程度を尋ねる “How + 形容詞/副詞” の パターン
MIKE'S PODCAST 95 でも、ルーシーの話の中に出てきた鳥かごの大きさを尋ねるのに "How big?" と マイクが、この表現を使っている。
・I mean, what's the population of the city? 「っていうか、その都市の人口は?」
"I mean, ... " 「というか、…」「つまり、…」と言ってから、前述を言い換えたり、補足や説明をつけ加えたりする。
人口を尋ねるときは "What's the population?" もしくは "How large is the population?" などの表現を使い、"How many ...?" という表現は使わない。
・million 「100万」
・It's about 2.6 million. 「約260万」「260万くらい」
2.6 = two point six
・That must be the second largest city next to Tokyo. 「それって、きっと東京に次ぐ大都市でしょ」
確信を持って推定するときの助動詞 "must" を使った表現
“the + second + 形容詞最上級 + 名詞” 「2番目に〜な名詞」
推定を表す助動詞 "must" は「タケシの留学」Episode 36 でも "He must be good with his hands. 「あの人、きっと手先が器用なんだね」というように、タケシが使っているので、そちらの説明と(例文1)〜(例文7)を参照のこと。
”the + 形容詞の最上級 + 名詞” の パターンに序数詞を加えて、”the + 序数詞 + 形容詞の最上級 + 名詞” の形にすると「2番目に〜な名詞」「3番目に〜な名詞」のような表現ができる。
(例文)It's the third tallest building in the world. 「それは世界で3番目に高いビルです」
・I wonder what it’s like to live in a big city like Osaka. 「大阪みたいな大都市に住むって、どんな感じかしら?」
"I wonder" の後に、印象や感想を尋ねる "What's it like to不定詞?" 「〜するのは、どんな感じ?」のパターンを続けた複文で、疑問詞以下が肯定文の語順、すなわち “I wonder what + 主語 + be動詞” の 順になっている。
アンダーライン部分の語順を比較してみよう!
(疑問詞で始める疑問文)What's it like to live in a big city like Osaka? 「大阪みたいな大都市に住むって、どんな感じ?」
("I wonder" で始めて疑問詞の疑問文を続けると…)I wonder what it's like to live in a big city like Osaka? 「大阪みたいな大都市に住むって、どんな感じかしら」
印象や感想を尋ねるときによく使う "What's it like to不定詞?" のパターンを使った例文:
(例文1)What's it like to be rich? 「金持ちになるって、どんな感じ?」
(例文2)What's it like to own a house? 「家を所有するって、どんな感じ?」
(例文3)What's it like to work with a famous person like Michael? 「マイケルみたいな有名人といっしょに仕事するって、どんな感じ?」
・Well, we’ve got an incredible variety of restaurants. 「そうだなぁ、信じられないほど色んなレストランがあるんだ」
話すときには "have" と同じ意味で "'ve got" をよく使うが、書き言葉としては使わない。
・go broke 「破産する」
話し言葉として使う表現
通常、「破産する」を意味するための書き言葉は "go bankrupt"
・You’d go broke if you tried to go to them all! 「破産するだろうね、もし全部(の店)に行こうとすれば!」
"if" を使った仮定法過去 "主語 + 助動詞の過去形 ... if + 主語 + 動詞の過去形 〜 " の パターン
You’d = You would の 短縮
if節を先に言う語順もある:If you tried to go to them all, you'd go broke.
"if" を使った仮定法過去の例文:
(例文1)I'd die if you hated me. 「私は死ぬでしょうよ、もし、あなたに嫌われたら」
(例文2)If you lived 1000 years ago, what would you wear to a wedding? 「もし1000年前に生きているとすれば、あなたはどんな装いで結婚式に行くのでしょうか?」
(例文3)If you ran for president, could you beat Barack Obama? 「もし大統領選に出馬するとすれば、あなたはバラク・オバマ氏を打ち破ることができるでしょうか?」
(例文4) She should be donating more money to charity, if she was a millionaire. 「彼女はもっと多額のお金を慈善事業に寄付してるでしょうよ、もし、彼女がお金持ちだったら」
相手の返事を求めているわけではないので、ここでは下降調のイントネーション
・resist 「抵抗する」「こらえる」
・temptation 「誘惑」「衝動」「食べたい気持ち」
可算名詞として扱われることもあれば、不可算名詞として扱われることもある。可算名詞として扱われるとき、複数形は “temptations”
・Well, I should try to resist the temptations if I go there. 「じゃあ、誘惑に負けないようにしなきゃね、もしそこ(日本)へ行くなら……」
「〜するのがよい」とか「当然〜すべき」という意味の良識的判断を表す "should" を使った表現
・make sure 「確かめる」「念を押す」
・take the subway home 「帰宅するのに地下鉄に乗る」「帰宅するのに地下鉄を利用する」
・after 「あとで」
ここでは副詞として使われていて、「食べ歩いた後で」ということを意味している。
通常、文尾につけて「あとで」と言うときには "afterwards" という英単語を副詞として使うが、何かの後ということが会話の流れや状況から明らかな場合には "after" を副詞として使うことがある。
(例文1)Mary came on Monday, and I got here the day after. 「メアリーは月曜に来たが、私がここに到着したのは、その翌日だった」
(例文2)We bought a used car and a couple of problems cropped up soon after. 「中古車を買って、その後すぐにトラブルが二つ三つ生じた」
▶ 今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 9 に入れる予定の Episode 43 をお届けしました。