MIKE’S PODCAST 21 : こう? こんな感じ?
MIKE’S PODCAST 21 : こう? こんな感じ?
2010/03/19
Mikeより:歯のみがきかたって、これでいいのかなぁって、ホントは自信なかったんだ。でも、先生にほめられた! やったぁー。
ポイント:
*実際に動作をしてみせながら「こんな感じ」と言うときの表現
“Like this.”「こんな感じ」「こういう風に」
*動作をほめるときの表現
“Good stroke!” 「(筆やブラシなど)使い方が上手!」
「(テニス、ゴルフなど)打ち方が上手!」
・brush 「(歯を)磨く」「ブラシを動かす」「ブラシをかける」
・more 「もっと」
形容詞や副詞を修飾して比較級を作る働きをする副詞
ここでは後ろの “gently” という副詞を修飾している。
比較級については、このレッスン最後の M & H より を 参照のこと。
MIKE'S PODCAST 15 では、マイクが “Any more ice cream?”「アイスクリーム、もっともらえる?」とねだるときに “more” を 使っている。この “more” は、量の追加を表す形容詞で「もっと」とか「あともう少し」という意味。
・gently 「やさしく」「そーっと」
・more gently 「もっとそーっと」「もっとやさしく」
・Brush more gently, Mike. 「もっとそーっとみがいて、マイク」
動詞で始まっているので命令文
先生が生徒に指示するのに命令文を使っている例
実際に動作をしてみせながら使う表現
ここでは、マイクが模型の歯ブラシを動かしながら、こういう動かし方で大丈夫なのかと先生に確認するのに使っているので、イントネーションが上昇調になっている。
・Good stroke. 「ブラシの使い方、上手ね」
“形容詞+名詞” のパターン、特に “Good + 名詞” のパターンは、ほめ言葉としてよく使う。MIKE'S PODCAST 20 では “Good job!” 「よくできました」という表現を使っているし、ゴルフなどでは “Good stroke!” とか、それ以外に “Good shot!” というほめ方もする。日本語では「ナイスショット」と言うことが多いが、英語の場合は “shot” の前に “nice” をおいた表現はほとんど聞かない。
M & H より:
【形容詞】
名詞を修飾したり、be動詞といっしょに使って主語の状態を示したりする言葉を形容詞と呼びます。
(例文1)He’s a slow starter. 「彼はスロースターターです/彼は腰が重い人だ」(“slow” は、後ろの名詞 “starter” を修飾する形容詞)
(例文2)That clock is slow. 「あの時計は遅れている」(“slow” は、be動詞 “is” と意味的に結びつき、主語である時計の状態を示す形容詞)
【副詞】
形容詞や副詞を修飾する言葉、動詞を修飾する言葉、文全体を修飾する言葉を副詞と呼びます。
(例文3)She’s very nice. 「彼女はとても親切です」(“very” は、後ろの形容詞 “nice” を修飾する副詞)
(例文4) She runs fast. 「彼女は勢いよく走る」(“fast” は、後ろの動詞 “runs” を修飾する副詞)
(例文5)She runs really fast. 「彼女はすごい勢いで走る」「 “really” は、後ろの副詞 “fast” を修飾する副詞
(例文6)Sometimes I cry. 「ときどき泣くことがある」“sometimes” は、文全体を修飾する副詞)
【形容詞と副詞の原級・比較級・最上級】
形容詞と副詞のもとの形を原級と呼びます。そして、形容詞と副詞には、「もっと〜」という意味の比較級、「もっとも〜」という意味の最上級があります。
形容詞と副詞の比較級・ 最上級には、次のようなものがあります。
1.前に “more” “most” をつけて比較級・ 最上級になるもの
2.うしろに直接 “-er” “-est” をつけて比較級・ 最上級になるもの
3.形が変化して比較級・ 最上級になるもの
一般的にうしろに直接 “-er” “-est” をつけて比較級・最上級にするものは、一音節以下の短い形容詞・副詞が多いのですが、中には “handsome” という形容詞のように、2音節で、どちらの形を持っているものもあります。
(原) handsome (比) handsomer (最) handsomest
(原) handsome (比) more handsome (最) most handsome
個々の形容詞や副詞の比較級と最上級がどういう形をしているかについては、辞書などで確認するようにしましょう。
1.前に “more” “most” をつけて比較級・最上級にする例
・形容詞 beautiful「美しい」
(原) beautiful (比) more beautiful (最) most beautiful
・副詞 slowly「ゆっくり」
(原) slow (比) more slowly (最) most slowly
2. うしろに直接 “-er” “-est” をつけて比較級・最上級にする例
・形容詞 slow「のろい」
(原) slow (比) slower (最) slowest
・形容詞・副詞 fast「速い」「速く」
(原) fast (比) faster (最) fastest
3.形が変化する例
・形容詞 good 「よい」「上手な」
(原) good (比) better (最) best
・副詞 well 「うまく」「上手に」
(原) well (比) better (最) best
・形容詞・副詞 much 「多量の、たくさんの」「たくさん」
(原) much (比) more (最) most
『続・子どもに教える大人が初歩から学ぶ英語』 Lesson 20 Short Dialogs 第3話 より